君を想うとⅡ~Secret love~
「正気だよ。
それで亜美が抱けるんならそれでいいと思ったんだ。
亜美も…そうしてくれって頼んできたしな。」
表情すら変えず。
悪びれもせずに。
そんな最低な行為を淡々と話す祐吾に吐き気を覚える。
「アンタも水島亜美も大バカよ!!!
やっていいことと悪いことがあるでしょう!!?」
祐吾も祐吾だけど水島亜美も水島亜美だ。
センパイを繋ぎ止める為だけに、祐吾も赤ちゃんも利用した。
同じオンナとして……、絶対に許せない。
心底そう思った。