君を想うとⅡ~Secret love~
・実力行使
私は…
彼の未来が欲しい。
リストラされたらヒモでも何でも、養ってあげるわよ。
ま、桐谷慎はあのルックスだからね。
営業とか向いてるでしょ。
自分で起業したって上手くいきそうな気がする。
“桐谷君を信じよう”
そう言った田中さんの言葉を私は心の中ではんすうする。
大丈夫。
桐谷慎なら大丈夫。
今は…彼を信じよう。
そう思って仕事に向かい。
SGとは関係ない案件を少しずつ片付ける。
そうすると時間はアッという間に定時になってしまっていた。