君を想うとⅡ~Secret love~
汗だくで真っ青な顔をした俺とは対照的に、のほほ~んとのんびり笑顔な桐谷部長。
「あれ~?藤堂に田中さん。二人揃ってど~したの~?」
カッチーーーン!!!!!!
コイツ…
一発殴ってもいいかっ?!
「留守電聞いてないんスか!!??今SGの件で本社は大揺れなんです。
今すぐ東京に戻りましょう!!!!!!!」
ドカドカと荒い足音をたてながら桐谷部長の近くに進んで行くと。
「ふ~~~ん。
龍が動くの……、意外と遅かったなあ。」
そう言って。
桐谷部長はニヤリと笑った。