君を想うとⅡ~Secret love~
は……??
意味がわからずポカーンとした顔をしながら部長を見つめていると。
「その口ぶりに落ち着きぶり。
まさか…、君はこうなるコトを予測していたのかい??」
俺の背中の後ろから。
田中さんが呆れたような声で桐谷部長に声をかける。
桐谷部長はズズッとほうじ茶をすすって、俺たちの方へ向き直ると。
「もちろん。
そうじゃなきゃ俺は今、こんなトコにはいませんよ。」
そう言うと。
桐谷部長は大胆不敵にニッと笑った。