君を想うとⅡ~Secret love~
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暗闇の世界から。
白くて明るい現実の世界へ少しずつまぶたを開けて目覚めて行くと……
「おはよう、イブ。」
目の前にいるのは早坂さん。
気がつくと何故か私は、ふかふかのベッドの上に寝かされていて。
正面にある一人用のソファーにどっかりと座って、早坂さんは嬉しそうに私を見つめて微笑んでいる。
「ここ…は……??」
高そうな調度品と窓から見えるベイサイド。
ズキズキする頭を押さえながら辺りを見回すと
「ここはベイサイドホテルのスウィートルーム。
君の為に取った部屋だよ?」
そう言って早坂さんはニコリと笑った。