君を想うとⅡ~Secret love~


「早…坂さん……。」







それは…どういう意味ですか?

兄妹としての愛?

それとも……恋愛感情としてのモノですか?








きっと私は目を泳がせながら。

理解できない、わからないという表情をしていたんだろう。






早坂さんはフッと笑うと



「俺はね、イブを愛してた。妹なんかじゃなく、ただの女として…ね。」



そう言って。
早坂さんは私の隣にボスッと腰かけた。









「……え……?」


「聞こえなかった?俺は妹を愛してた。
キスもしたいし、ハグもしたい。もちろんSEXだって…ね。」




早坂さんはそう言って、私の顔をフッと見つめる。







「もちろん…アイツは知らないよ?
この気持ちだけは誰にも言わずにしまいこんで、イブのいいお兄ちゃんでいたいと思ってたからな。」





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