君を想うとⅡ~Secret love~
「祐吾。」
「…ん?」
「アンタ…バカだね。」
「…まあな。」
そう言って、祐吾はグイッとコーラを喉に流し込む。
祐吾が水島亜美を想う気持ちも。
私が藤堂センパイを想う気持ちも。
全く同じ、出口のない片想い。
一方通行の恋だ。
もうやめようと思うのにやめられない。
苦しいのにやめられない。
苦しい恋をしたいワケじゃないのに。
他のコトならなんでも上手くこなせるのに。
どうしても欲しいモノはこの指からすり抜ける。
祐吾も私も。
出口のない迷路に迷い込んだ、子どもみたいだ。
もがいて
苦しんで
それでも出口が見つからない。
「…ん?」
「アンタ…バカだね。」
「…まあな。」
そう言って、祐吾はグイッとコーラを喉に流し込む。
祐吾が水島亜美を想う気持ちも。
私が藤堂センパイを想う気持ちも。
全く同じ、出口のない片想い。
一方通行の恋だ。
もうやめようと思うのにやめられない。
苦しいのにやめられない。
苦しい恋をしたいワケじゃないのに。
他のコトならなんでも上手くこなせるのに。
どうしても欲しいモノはこの指からすり抜ける。
祐吾も私も。
出口のない迷路に迷い込んだ、子どもみたいだ。
もがいて
苦しんで
それでも出口が見つからない。