君を想うとⅡ~Secret love~
ギャッ!!!!
近いっ!!!!!
桐谷慎で慣れているとはいえ、自分の間近にイケメンが近づくと緊張で、思わず顔がこわばる。
そんな私を見てプッと笑って。
「慎を救ったのと同じように…、俺も救ってくれない??」
イタズラを企んでいる子どものように。
ニンマリと意地悪な笑顔を浮かべながら、早坂さんはジリジリと私の唇へと顔を近づけてきた。
はっ!!??
な、何、この状況??!!
身の危険を感じて身をよじると、早坂さんは私の顔を両手でグッと覆って。
「好きだ、イブ。
ずっとお前が好きだった。」
そう言って。
早坂さんは私のオデコにキスをした。