君を想うとⅡ~Secret love~



「わかるよ、龍。
俺も…そうだったから。」






私たちの目の前に着くと。






「俺も…高宮のコトをただのコピーロボットだと思ってた時は苦しかったよ、龍。


抱きしめればイブとは違う感触に体と頭は拒否反応を示した。
話せば話すほど、イブとは全く違う高宮の勝ち気な性格に吐き気を覚えたよ。」









早坂さんの視線をかわすことなく。
桐谷慎は彼を真っ直ぐに見つめて言葉をつむぐ。







「高宮伊織といればいるほど、自分の中のイブが消えていく。
それが苦しくてコレはイブだと言い聞かせてキスしてみても……、頭の中は冷めていく一方だったよ。」










桐谷慎……。










それを聞いて。
不思議と納得のいった大人3人と







「…はっ!!??
なんだよ試しにキスッて!!!!!
部長!!アンタ俺が伊織と付き合ってる時に隠れてコソコソと何やってたんですか!!!!!!!」








残念なコトに納得のいかない大人が約一名。







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