君を想うとⅡ~Secret love~
1日ぶりの桐谷慎の腕の中。
「おかえり、高宮。」
彼のカラダに抱きしめられると不安も恐怖もなくなっていく。
彼の体温と彼の香水の香りを感じると、心の中があたたかくて優しい気持ちに変化していく。
「桐谷…慎……っ!!」
こんな場所、私は知らない。
心もカラダも何もかもが温かくて、優しくなれる場所は…、私は知らない。
桐谷慎だから。
私の汚くてズルい所を恥ずかしいくらいに知ってる彼だから。
きっと私はこんなに安心できるんだ。
彼の腕の中で…
私はそう思った。