君を想うとⅡ~Secret love~
桐谷慎…っ!!!
そう言ってくれる彼が愛しくて。
私だけに見せてくれるその笑顔が嬉しくて。
「私も。私もだよ…。
桐谷慎が世界で一番好きだよ…。」
そう言って。
私の頬に置かれた彼の手のひらをギュッと握りしめる。
すると桐谷慎はニッコリと微笑んで
「ありがとう、高宮」
私のオデコにキスをする。
好きだよ。
桐谷慎を誰よりも愛してる。
しゅーちゃんがいても、私の心はいつも桐谷慎に引き寄せられてた。
あんなに大事で大好きなしゅーちゃんを傷つけてでも、私はあなたが欲しかった。
まるで磁石のように
あなたに引き寄せられる気持ちを押さえることができない自分。
イブが生きていても
しゅーちゃんが側にいてくれていても。
きっと私たちは出会ってしまったら、お互いを求めあわずにはいられない。
きっと…
それは運命の恋のなせる業。
出会ってしまったら…
求めて、欲して、堕ちる所まで堕ちるしか、きっとできない。