君を想うとⅡ~Secret love~
ハァとため息を吐く大人3人を横目に
「え~!?一緒ですよ~!!」
“何を言うか”と言わんばかりにしゅーちゃんは、目をまん丸にさせて大声で叫ぶ。
「いや…、さすがの俺もちょっと違うと思うよ……?」
早坂さんがちょっぴり遠慮がちにしゅーちゃんの言葉に反論すると
「いや…変わらないっスよ。」
そう言って。
しゅーちゃんは早坂さんにニッコリと笑いかけた。
その笑顔は私の大好きな、お日さまみたいに優しく温かいあの笑顔。
「早坂さん。早坂さんはイブって女の子のコトが好きなんですよね?
過去形の“好き”じゃなく現在進行形の“好き”なんでしょ?」
すると早坂さんは素直にコクンとうなづく。
そんな早坂さんを見て
「それなら…俺と同じです。」
慈愛に満ちた温かい表情を浮かべて。
しゅーちゃんは早坂さんの隣にスッと静かに腰を降ろした。