君を想うとⅡ~Secret love~
「え~っ?俺には最大の賛辞なんだけど?」
「そんな賛辞いらねぇんスよ!!」
「じゃー今度高宮のニットワンピやるよ。」
「……いりません!!!」
泣きじゃくる早坂さんを残して、また口喧嘩を始める幼稚な二人。
はー、なんだろう。
この人たちのオンとオフの激しさは。
大人モードと子どもモードの差が激しすぎる。
ため息をつきながら早坂さんの背中を撫でていると
「さーて、龍。
本題に入ろうか。」
桐谷慎が悪魔の笑顔を向けながら“コレな~んだ”っと、早坂さんの目の前に一枚の紙ペラを突きつける。
「「……は……??」」
状況のよく読み込めない私と早坂さん、それにしゅーちゃんがその紙を覗きこむと。
「「「えぇぇぇぇぇ~っ!!!!????」」」
その紙には仰天の内容が書き記されていた。