君を想うとⅡ~Secret love~
それを聞くと早坂さんはブルブル体を震わせながら
「お前はネズミをいたぶりながら楽しんで殺すネコか!!!
性格悪すぎだろうが!!!」
まさに虫の息のネズミ…
もとい、窮地に立たされた早坂さんが一矢報いるべく言い放つと。
「そ~だよ?
だって俺、ドSだもん♪」
ドSな部長のドSな悪魔は。
な~んの悪気もなく、天使のような笑顔でニッコリと微笑んだ。
その笑顔をみて…
“コイツ…、マジでどうしようもないな……”
と思ったのは言うまでもない……。
そんなズーンな空気の中。
「ま、それだけじゃなくて龍をイブの呪縛から助けてやりたい…って気持ちもあったんだけどね?」
ドSでドエロな極悪部長は。
少し胡散臭い笑みを浮かべながら早坂さんの背中をポンと叩いた。