君を想うとⅡ~Secret love~
…え…っ!!!???
直球できた桐谷慎の言葉に思考回路は完全にフリーズする。
しゅーちゃんと桐谷慎。
どちらも大切で大好きな人には変わりない。
だけど…
恋愛対象は一人だけ。
目の前にいる桐谷慎、その人しかいないのにどうしてそんなことを聞いてくるんだろう。
「私が好きなのは…桐谷慎だよ。
しゅーちゃんは過去だ…って言ったよね??」
昔、桐谷慎のベッドの中で。
二人の愛を確かめ合いながら、私は桐谷慎にそう言った。
その気持ちに何ら変わりはなくて。
桐谷慎を愛しいと思っているし、桐谷慎を幸せにしてあげたいと思っているのに…
どうしてこんなこと言い出すんだろう……。