君を想うとⅡ~Secret love~
お互いを求め合うように激しく舌を絡めあうキス。
しゅーちゃんとキスをすると心の中がホッコリしてホワホワして。
幸せで温かい気持ちになるのに…
桐谷慎とのキスは違う。
キスは…前戯なんだと初めて知った。
桐谷慎にキスをされると私の中のオンナが目を覚ます。
彼から与えられる快感に頭の中は真っ白になって…
お腹の奥がギュゥッと、はしたなく疼く。
桐谷慎とのキスは私の本能を目覚めさせる。
触れてしまったら最後、もう堕ちるしかない。
優しく激しい彼に身を委ねるしか…私に選択肢は残されない。
なのに……
「続きは…また後でね。」
桐谷慎は何事もなかったかのように体を離すと。
ニッコリと笑って私の頭をポンポンと叩いた。