君を想うとⅡ~Secret love~
そのカギを見て、ますます青ざめる伊織。
ヤバい。
これはヤバいよ、部長さん!!!!!
そう思って
そ~っとイケメン部長の顔を見ると。
部長さんは面白そうに笑って、私の体を抱きしめた。
「ぶ、部長さんっ??!!」
「……っ!!!!」
焦るあたしに
ますます青ざめる伊織。
だけどこの人は全くと言っていいほど、動じない。
「じゃあね~、高宮~♪」
そう天使のように微笑むと。
バイバイしながら玄関の扉を開けて、あたしもろとも部屋の外へ連れて行ってしまった。