君を想うとⅡ~Secret love~
「ちょ、ちょっと、部長さんっ!!」
「ハイハイ。グダグダ言わないでついてくる!!」
腕を引っ張られながら廊下を歩き、
エレベーターに乗せられ。
「はい、乗って?」
連れて来られたのはマンションの地下にある駐車場。
「えっ…あの……。」
さすがにコレはマズイでしょ。
私と部長さんの間に何も起こらない核心があっても、やっぱり伊織を思うと申し訳ない。
助手席の前で狼狽えてると部長さんはニッコリ笑ってこう言った。
「大丈夫、なんにもしないよ。ただそこら辺をドライブするだけだから。」