君を想うとⅡ~Secret love~
「理央ちゃん。高宮に“恋愛にセオリーはない”って教えたのはキミじゃなかった??」
そう言って部長さんはニッコリ微笑む。
「高宮も藤堂も子どもじゃない。
人を愛する強さも、苦しさも、ちゃんとわかってるし理解もしてる。
あの二人は…ちゃんと大人になってるよ??」
俺たち3人のカンケイ…知ってるでしょ?
とでも言うように。
部長さんは私の肩をポンッと叩く。
「うまくいってもいかなくても。
キミは前に進むべきだよ。」
部長さんはそう言ってフッと優しく微笑んだ。