君を想うとⅡ~Secret love~
伊織とセンパイに…か。
「それはちょっと…、ハードル高いかな…。」
まだ勇気が出ない。
口に出したら最後、全てが壊れそうな気がする。
伊織とも、センパイとも。
まだもう少し、このままのカンケイでいたい。
「まだ…言えないです。二人には。」
うつむき加減にそう答えると。
「ふーん。」
「なんですか?」
「案外、弱虫なんだね。
理央ちゃんは。」
「はっ!!??」
部長さんは突然、こんな失礼なコトを言い出した。