君を想うとⅡ~Secret love~
センパイは元体育会系だからか、よく食べる。
それを知ってたから、いつもよりも少し多めに作っていたのに。
目の前にあったパエリアとサラダはアッという間に平らげられた。
「あ~、ウマかった!!
けど他に食べるもんねぇの?」
「えっ!!?まだ食べる気??!!」
「うん、まだ腹八分目って感じ。」
センパイはニッコリ笑いながら、こんな恐ろしいコトを言いはじめた。
「オカズがいいの?甘いのがいいの?」
冷蔵庫を漁りながら、センパイに尋ねると
「うーん、甘いの食いてぇかも!!」
と無邪気に笑った。