君を想うとⅡ~Secret love~




「言わせておけば言いたいこと好き勝手言いやがって……。」






あたしはゆら~りと立ち上がるとセンパイの襟元を掴んで強引に自分の方へグッと引っ張る。







「い…、いちのせ…さん??」








相当あたしが怖い顔をしているんだろう。

あたしを見るセンパイの顔が完全に引きつっている。







「そーよ。あたしは欲しいものは欲しい主義よ。そんなに言うなら、ありがたくいただいてやるわよ!!!!」







そう言って。

あたしはセンパイの唇に強引にキスをした。






それはもちろん

深くて刺激的な…

大人のキスを。






< 96 / 476 >

この作品をシェア

pagetop