ゆめのうた

「んっ…」

ここ…どこだろう?

そう思っていると、

「あっ!気がついた?気分はどう?」

女の人が近づいてきてあたしの顔を覗き込む。

「ここ、病院だよ。倒れたこと覚えてるかな?」

「倒れたんだ…」

少しずつ記憶がよみがえってくる。

「先生呼んでくるから、ちょっと待っててね」

そう言って出ていった。

1人の部屋にいるとスゴく不安になる。

あたしは布団に潜って目をつぶった。
< 5 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop