茜色
再び・茜Side
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あの零って言う女が一条に話してきたとたんに
胸の辺りがズキッとなった。
それと同時に
金井に振られたときの事を思い出してしまう――…
あたしって酷いな。
今凄い幸せなのに、まだこんな事根に持っている。
でも、なんで思いだすんだろう――…?
一条が関係してる?
あたし、一条が………??
イヤ ないな。 よりによって一条なんて、
それにもう、傷つきたくないし…
「……ね……茜!」