茜色
「でも今年は君達がいるから、絶対に去年よりも争奪戦になるね☆☆」
『うん、確かに、疲れ過ぎてあんたらのポーカーフェイス崩るよ。要注意!!』
とあたしが杏莉の言葉を付け足して言った。
「んまぁ、その中にいい子がいたらHappy何だけどね☆☆いたら、お持ち帰りしていいよね☆ 誰かいないかなぁ………」
梓が楽しそうに笑った。
こいつ……!!
あり得ない!!!
あたしは梓の胸ぐらを掴んで
『ざけんじゃねぇよ!!お前みたいな男がいるから女は泣くんだよ!! 女で遊ぶなくそガキ!!』
と梓に言ってしまった。
唖然とする皆………。
はっと我にかえり、状況を理解した。
ヤバイ!!
『梓、ごめんね!?本当にごめん!!』
と若干涙が溜りながら言って
『おやすみ!!』
とその場から逃げたしてしまった――…