茜色


ガチャッ



「茜?」

と真っ暗な部屋で杏莉の声がした。




足音が近づいてくる。


目の前で止まり、

あたしを抱き締めてくれた。。。



「今日はいっぱい泣きナ?まだ辛いもんね。」

と子供を扱うようにギュッと抱き締めてくれた。



この一言で、あたしの涙腺が緩む――…



あたしは泣き叫び、杏莉は落ち着くまで
そばにいてくれた







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