茜色
「お前その反応だと、本当なんだな。意外だな。お前のタイプってあんな毒舌Girlなのね☆☆☆」
それは俺も思う。もうちょっと女らしい人間に惚れると思ってたから。
「あぁ、蓮。杏莉から聞いたんだけどさ、茜ってケンカめっちゃ強ぇらしいぜ。」
………マジかよ。
あいつ最強じゃねぇか。
「俺が女だったら、茜みたいな男に惚れてるかもな☆」
旬が言う。
まぁ、
そんな男がいたら女は放っておくはずがないからな。
「ま。あれでも茜ちゃんはモテるからな。蓮くん大変だぞ☆」
『もういいから。絶対誰にも言うんじゃねぇぞ???』
「俺達何年付き合ってんだよ。口堅いの知ってるだろ?」
だよな。
『おぉ、さんきゅ。んじゃ、俺寝るわ。』
「ぐんなぁい☆」
くそ、
ばれちまったか。
俺ってそんな顔に出る性格じゃねぇよな?
あぁ、
何年もあの2人といるからか。
いいダチを持ったな。