茜色




気が付くと、零が目の前にいた。




「あんたには絶対負けないから。」


とだけ言って去っていった。





あたしだって負ける気がしねぇよ。


〔今から全員体育館へ集まってください。大会を実施致します。〕





学園中誰もが
年に一度だけ緊張を持つこの大会、



今からあたしはそこに立つんだ。






だからあんな奴に負けるもんですか!!!









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