茜色



「さぁ、4人の中で告白したい方はいらっしゃいますか???」







「俺は、告らねえよ、だから辞退する。」





生徒のブーイングを全く気にせずステージへ降りる神谷。



お、男らしい!!!





「え〜いきなり予想外な事が起こりましたが、続けていきます。告白したい方はいらっしゃいますか???」





あたしが言おうとしたと同時に


零がマイクを握り、

「わたしは、一条蓮君が好きです。付き合って下さい。」






館内からは騒つきが見られる。


中には泣いてる生徒も……



あたし、一条に告ろうとしてるのに、零がこんなんじゃ立場ないでしょ!!!








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