茜色
あたしだけ不安が募る……
「さぁ、一条君。告白の返事をどうぞ!!!」
一瞬にして館内に静けさが生まれる。
「……俺はその告白を受け入れられない。」
今にも泣きそうにする零をよそに
「では、他に告白したい方がいらっしゃるのですか?」
「俺は………優雅茜が好きです。優雅さん。付き合って下さい。」
仰天する生徒たち………
マジで……?
でも…………。。。
『さぁ優雅さん!返事をどうぞ!!!』
あたしは勇気を出して言ってみた。