茜色



「「カンパーイ!!」」





只今、優雅&一条カップルおめでとう会を食堂で行われてる最中です。






「いゃ、茜って時々ミラクル起す時あるけど、まさに今日だよねぇ☆☆☆」





杏莉が言ったことが、正直理解できないが 今はとても嬉しく感じる。



『あたしは毎日がミラクルdayなんです☆』


笑いで包まれる食堂。




「デモさ、なんで蓮が告ってきたのに、素直にOkしなかったの??」


梓の言葉に皆が頷く。




『いゃ、自分が惚れた人に告られるのは嫌なんでね。プライドが許さないみたいな?』






「おぃ、俺の立場考えろよ。好きな奴に一回振られて、しかも、好きな人がいるとか名乗りだすしさ、超びびったんだけど……」






「まぁまぁ、蓮ちゃん☆☆しょうがないよ。茜姉さんはそういうジェントル要素があるからさ。」


仁の言う


ジェントル要素ってなんだ?




「あっ!!!わかる!私が雨の日、傘忘れたら、相合傘じゃなくて
風邪引くから
って傘全部差し出してくれるもん!!」



杏莉の言っているこれが

仁の言う


ジェントル要素なのか??



「なんかカレカノの立場逆転だな(笑)」



と笑う神谷。





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