茜色






4人で屋上へ向かい、ドアを開けようとした時


「あの…優雅茜さん…ちょっといいですか??」



と、少しチャライ男が言ってきた


キミ!!!


あたしはお腹ペコペコなんだよ(泣)



でも仕方ない…

聞いてやるか………



『いいよ!杏莉達は先にお弁当食べてて、』


といい男子の話を聞いた

内容はいつもと同じ


告白だ

でもいつものようにいかなくて結構しつこい。




さっきから断ってるんだけど


「いいじゃん。彼氏いないんでしょ☆俺と付き合おうよ☆」



いきなり手を掴まれ
引き寄せられる瞬間だった


「おぃ。俺の女に手ぇ出してんじゃねぇよ」






………誰??

後ろを振り返ると

身長が高く
クロブチ眼鏡をかけている。
若干制服を着くずした男子がいた。


雰囲気から怖そうな感じだな――……



「チッ、男いたのかよ。」







しつこい男子は去って行った。
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