茜色
『んだよ………あいつ……しつこすぎ!』
「……………」
何も言わないが、隣にいた、救世主がいることに気がついた。
お礼言わないと☆
助けてもらっちゃったしね☆
『あ、ありがとうございました☆感謝してます。でわあたしはこれで☆☆』
あたしがその人の横を通り過ぎた瞬間、
ガシッッ
手首を掴まれた。
「屋上に梓と一条っていう男がいると思うんだけど、知らねぇか?」
あいつらか………
『知ってるよ☆今から一緒に食べる事になってるんだ。付いて来たら会えるよ☆』
そうしてあたしは屋上へ向かった。
あの救世主も後に付いてくる。