茜色



あ………


でも、 あたしって呼び出しされてんじゃん。



『あの、皆さん?』




歩いていく4人が一斉に振り向く。



『あたしって先輩に呼び出しくらってるんで先「私達も行く!!!」




「お前だけの問題じゃねぇしな。俺が好んでお前と付き合ってるしな。俺も行く。」





俺も と賛成する梓と神谷





皆…………。






でも


これだけは………



『気持ちだけで嬉しい。皆を傷付けたくないんだよ。あたし1人でいく。』



「茜!!お前、お前が傷付くんだよ!!!」



一条が反対する。



『蓮。あたしは生半な気持ちでお前と付き合おうとしたんじゃない。』



「でもな!!!」



『人を好きになるってこんなに大変なんだよ。その中の試練なんだ。あたしはお前を守る。あたしを信じろ。』





はぁ とため息をつく一条



「………マジ可愛くねぇ……。しかもその台詞俺が言う言葉だし………。」



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