茜色
あたしは見た目からして性格も可愛くないしね。
一条はこんなあたしじゃ嫌だよね。
でも………これがあたしだからね………。
『ごめん。あたしは杏莉みたいに女の子らしくない。でも、これがあたしだから。』
自信なさげに言って俯いてしまった。
「馬鹿。俺はお前だから惚れたんだよ。お前じゃねぇお前は嫌いだ。」
「私も、凄く心配だけど、茜が言うんだったら私は見守るよ。でも無理はしないでね。」
「茜。お前は可愛いから☆自信持て!!!あたしは蓮の彼女って胸はって言え!」
ガッツポーズして言う梓
「お前は過去のように1人じゃねぇ。今もこれからも俺らがいるから安心しろ。行ってこい!!!」
背中を押してくれる神谷
涙が出る………
『ありがとう!!!行ってきます!!!』
とあたしは皆にいい
先輩のもとへ行った
この時は
改めて
本当の仲間
本当の彼女なんだと強く思った。
ありがとう………。