茜色




『先輩、手を出しちゃいけませんよ。』




「う、うるさい!!!」





ブンッ!!!





飽きないな。



あぁ面倒くせぇ!!!




ガシッ




「!?」



あたしは殴ろうとした先輩の手を掴んだ。



『手を出すなって言ってんだろ。お前があたしを好まないのは別に構わねぇよ。でも、人を殴るのは良くねぇ。誰かを守る為に殴るんだよ。わかったか??』






「……は、はい」



ポカーンと口を開けて驚く先輩


『すみません。取り乱してしまいました。ではあたしはこれで。』



と先輩に一礼して理科室を後にした。







Win 優雅 茜 ☆☆



なんつって☆

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