茜色
「じゃあ、行くぞ。」
あたしの手を引っ張って立ち上がろうとする
『ぅおい!!どこ行くんだよ!!!』
止めようとしたあたしに蓮が言う
「どこってデートすんだろ?ほら、行くぞ。」
『ちょ、ちょっと!!!』
無理矢理あたしを立たせて、教室から出ようとする。
「貴方たち!!席に座りなさい!!」
「あっ、先生、今からオレらサボります。一応成績はいい方だからいいでしょ。」
先生が言っている言葉をうまく丸めて
「あ。旬、今日は遅くなるから、学と仁さんに言っといて☆」
「がってんしょーち☆☆☆」
そう梓に行って出ていった