茜色



今まで女なんて、男と変わらねぇと思ってた。



でも、初めて、女として惹かれたのは茜だから……



だから………―――






『心配すんな。俺はお前しか見えねぇんだよ。』


恥ずかしい台詞だが
本当の事だから……

「う、うん。」


顔を赤らめて返事をする茜が大好きだ。



こいつが女らしい行動は滅多にないから余計可愛く感じてしまう。




つい、無意識に抱き締めてしまった。


「ちょっ、蓮???」




『もうちょっとこのまま……』

やっぱり、こいつといる時、温もりを感じる―――…

こいつを抱き締めるたび、愛しさを感じる。





俺、今日我慢できるかな???


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