茜色
俺は、茜が帰ってくるまでソファでくつろいでいた。
今気付いたんだけど、茜と俺の部屋って大体同じなんだよな。
部屋の色は黒で統一されているし、なぜか物が置いてある場所も大体同じなんだよな。
すげぇ偶然………。
ガチャッ
「お邪魔しまぁす。」
と着替えを持って再び入ってきた茜
『なぁ茜。一緒に入らねぇ?』
そう言うと、茜はすぐに顔を真っ赤にして
「ば、馬鹿じゃないの!?誰があんたなんかと……」
とソファのクッションを投げつけられながら言ってきた。
『冗談だって!!!本気にすんなって!!!』