茜色



『梓達、あたしら今日はちょっとやぼ用があって遅くなる。』



「やぼ用って……。普通にデートでいいじゃねえか…。まぁ分かったよ。いってらっしゃい☆☆」



あたし達は先にみんなと別れて、ショッピングモールへ行った。

―――――――――――――――

Inショッピングモール


「でかいな。お前何買うの?」


あまり考えてなかった。


『んまぁ、良いものは買うよ。物は、気まぐれで(笑)』


「決まってないんじゃん。まあいいか。片っ端から見て回るか。」


ほらっ と蓮はあたしに手を差し出してきた。


………照れるな。


『えへへ、お邪魔します。』

と言って、あたしは蓮の手に繋いで、一緒に歩きだした。





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