茜色
『うぉぉ!すんげぇ!!うますぎ!!』
「俺って……、デートで真っ先にラーメンを食べるお前に惚れたかと思うと、涙が出てくる………」
はぁっ…… とため息をつき、頬杖をつきながら、ラーメンを食べるあたしに言う。
『ラーメンは美味しいんだから。しょうがないよ。諦めな。』
慰めるように言う。
「まぁ、お前らしいけどな。」
あたしのオデコを人差し指でつっつく。
「美味いか?毎日ラーメンばっかで、飽きるだろ?」
こいつはなんにもわかってねぇ…
『ラーメンは日本の代表なんだよ。死んでも飽きないね。ただ………。』
そのあとに言葉が詰まる……
「ただ??」
なんか余計なこと付け足しちゃったかな……
まぁいいや!言ってしまえ!!