茜色
「俺、優雅さんが好きなんです。付き合って下さい」








『………………ゴメン。君とは付き合えないかな、あたしってキミのタイプと全く違うと思うよ。
キミってカッコいいから絶対いい彼女できるよ。☆☆』










そう言って帰って行ったあたし、


優雅 茜 ユウガ アカネ

夢来学園の2年生で何故か男子によく告られるんです

困ったもんだねぇ……


朝から顔も知らぬ男子なんかに………



別に顔だってどうってことないし、身長はあるっちゃあるけどスタイルは全く良くない。




あ"〜神様ってなんて不公平なんだ


教室に戻って来ると





「茜ぇー☆☆☆」




ん? ……この声は




「茜っ!!また男子振ったの!?茜は良いなぁ、男子にモテて、
私に分けてよ!!」



『はぁ!?別にモテないし!!てかあんたそんな美人で分けてって……
もうあたしの倍ぐらい告られてるくせに!!』





この子は中学からの親友☆中園 杏莉(⑯)
ナカゾノアンリ




杏莉はいかにも女の子って感じで、同性のあたしでも時々見惚れてしまう………





本当に神様は不公平………


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