茜色
「茜、金井の所に行って来なよ。あんな奴に負けるような茜じゃないでしょ?」
うん…………。
あたしは金井になんかに絶対負けない………
『行ってくるよ。金井………のところに。』
よしっ! 頑張れ!!
と背中を押してもらった。
ガチャッ
「茜、こんな所にいたんだ。探したよ。ちょっと今から図書室で話せない??」
不気味な笑みを浮かべる金井が屋上に来て、こういった。
『わかった。あたしも話したい事がある。』
「じゃあ調度いいね。行こう。」
あたしは杏莉に笑顔でピースをし、金井の後をついていった…………