茜色


「だったら今すぐ言ってこい!!!」



俺の背中を叩く学、


『勿論、そのつもり!』



俺は旬と学に笑顔でピースをし、寮を出ていった。





外は秋だから肌寒い。



走りながらブレザーのポケットに手を入れると



ガサッ




何かが入っていた。


立ち止まって手を出してみた。



それは…………







茜からの誕生日プレゼント………






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