茜色
今日は色々ありすぎて疲れた。
蓮がまたあたしと手を繋いで、茜色の夕焼けを見た記憶がまたよみがえる。
『嘘……じゃないんだよな。』
嘘じゃない。 現実かな?
現実でいてほしい
コンコンっ
ん?誰だ?
『あーい、セールスはお断りしてるんでお引き取りください。』
ガチャ
「俺だよ!!」
蓮が即座にツッコミを言って入ってきた。
渦中の人物……。
『用はなんだい?』
「いや、特に何も。一緒にいたいだけ。」
と言って、ソファーであたしの隣に座った。
やっぱり蓮といるととても落ち着く。