茜色
手紙を開けて内容を読んでみると、
言うまでもない。
告白だ。
「へぇ。あの先輩もお前が言うマニアか。」
!?
そうだ!!
一条の存在を忘れていた!
『なっ何勝手に読んでるの!? 見ないでよ!』
「何?この返事Okするの?」
おぃ、
人の話を聞け!!
「ねぇ……どうするの?」
う…そんな目で見つめられたら
誤魔化せないじゃん………
『………断るよ。?』
「何で最後疑問系?(笑)でもあの先輩カッコいいじゃん。なんで断るの?」
『そんな顔で決め付けるような人間じゃないよ。』
と静かに一条の質問に答えてみた。