可能性の種
彼女は主婦以外に仕事をされていました。
確か介護関係の仕事をされていました。
彼女は３年の半ばになった頃、ある目標を胸に勉強をされるようになりました。
それは…介護福祉士の免許を取得する事でした。

ご自身の介護の経験もあるんだと思いますが、通信制高校卒業後の進路を決めていらっしゃいました。
その時の話をされている彼女は本当に楽しそうで、勉強する事に喜びすら感じていらっしゃいました。

老若男女と関わる中で、新たなる目標を見つけられました。
そして未来という名の『青春』を楽しむかのように、一生懸命勉強をされていました。
例えば何か自分のしたい事が見つかった時、そしてそれに向かい走り出した時、それは年齢など関係無くやり直しをする事ができるんですね。

私はその時は全然分からなかった事ですが…彼女にとっては、幾つになっても『青春』なんだな。
当時大嫌いだった勉強も、今になって｢やっておけば良かった｣って事がたくさんあるもん。
それに気付くのが早いか遅いか。
｢一段落｣ついた彼女たちは、目標を持ち、輝いている姿は美しく思いました。
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表紙・目次

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