Simply
上下逆にされると、かずまが意地悪く笑うのが見えた


スローな律動に体を揺らされる


焦れったくなって、足をかずまに巻きつけると体を密着させた



「何?」

「ゆっくりは、いや」


嬉しそうに笑うかずまがアタシの頬にキスをする


「低反発のマットレスは、いいな」


……何の、話……


「静かだから、お前の音と声しか聞こえない」




目を閉じると、耳元で囁く声




「激しく動いても、ギシギシしねーかな?」


アタシが首をふると、「こっち、見てろ」と顔に手を添えられて、正面に向かされる



何度もまばたきをして目を開くと、満足そうなかずまがおもむろにアタシの足に手をかけて大きく開いた




(あ!)って思ったのもつかの間


かずまから与えられる感覚に、恥ずかしさなんて一瞬でどっかに吹き飛ばされてしまった




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