Simply
教育実習生の挨拶が終わると、生徒会からなにやらお知らせがあるらしく、生徒会長さんが壇上にあがっていくのが見えた
「生徒会長の新田だ、来月催される学園祭だが……」
低い声がマイクを通して講堂に響き渡る
生徒会長はニッタ…ニッタくんかぁ…………
新田??
なんとなく引っかかったけど、耳障りのいい低音ボイスに脳を撫でられて挨拶が終わった一安心とであくびが出そうになる
アタシはそれをこらえつつ何の気なしに壇上を見て、
歩いてもいなければ
段もないのに
……つまづいた
「大丈夫ですか?」
となりに立っていた城田先生が小声でアタシに問う
アタシの目が動揺しすぎて泳ぎ出す
だって、生徒会長さんって……
そこの壇上で無愛想に話している生徒会長さんって……
ボーイさんだよ!!!!!!
頭が混乱してじたばたしたくなる
そんな気持ちを押さえ込むようにアタシは爪が手のひらに食い込むほどぎゅっとこぶしを握り締めた
「生徒会長の新田だ、来月催される学園祭だが……」
低い声がマイクを通して講堂に響き渡る
生徒会長はニッタ…ニッタくんかぁ…………
新田??
なんとなく引っかかったけど、耳障りのいい低音ボイスに脳を撫でられて挨拶が終わった一安心とであくびが出そうになる
アタシはそれをこらえつつ何の気なしに壇上を見て、
歩いてもいなければ
段もないのに
……つまづいた
「大丈夫ですか?」
となりに立っていた城田先生が小声でアタシに問う
アタシの目が動揺しすぎて泳ぎ出す
だって、生徒会長さんって……
そこの壇上で無愛想に話している生徒会長さんって……
ボーイさんだよ!!!!!!
頭が混乱してじたばたしたくなる
そんな気持ちを押さえ込むようにアタシは爪が手のひらに食い込むほどぎゅっとこぶしを握り締めた