Sweet silent night
「もういい、帰る」
そう言って床に散らばった服を拾おうとすると、強い力で腕を捕まれた。
「素直じゃないなー。寂しいくせに」
「な…何よ」
プライバシーも何もなくて嫌になる。
「…っていうか、俺からのお願い。
一緒に寝て?
寂しいのは俺もだからさ」
そのまま腕は引っ張られ、気付いたらあたしは彼の腕の中におさまっていた。
「…特別だからね」
「うん、ありがと」
そう言って彼は頭を撫でた。